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大阪経済法科大学はFランで恥ずかしい?偏差値35・充足率110.5%の実像を暴く

河合塾Kei-Net 2027の偏差値と、私学事業団の収容定員充足率110.5%。二つの公式データで、宙づりの不安に白黒をつけます。

森田 涼森田 涼|2026-07-16公開

大阪経済法科大学はFランで恥ずかしい?偏差値35・充足率110.5%の実像を暴く
画像: Own work / CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons(出典

「大阪経済法科 Fラン」と検索して、ここにたどり着いたあなたへ。先に結論だけ渡します。大阪経済法科大学は、当サイトの中立判定でA(実質全入・純Fラン帯)。偏差値だけを見ればFランと呼ばれる帯です。ただし同じ大学を別の公式データで見ると、定員を超えて学生が集まっている(収容定員充足率110.5%)という第二の顔がある。この記事は、その二つの顔を河合塾偏差値と収容定員充足率という公式データだけで、煽らず中立に白黒つけます。

この記事の目次
  1. 河合塾2027偏差値で見た大阪経済法科大学
  2. ここが本題:収容定員充足率110.5%が示すもう一つの顔
  3. 「大阪経済法科大学 やばい・恥ずかしい」の噂を検証
  4. 就職・進路の実際(大学公式データで見る)
  5. 大阪経済法科大学で学べること・学部学科の特色
  6. 大阪経済法科大学の入試方式・合格難易度
  7. 大阪経済法科大学の資格・キャリア支援の中身
  8. 在学生の評判・口コミを類型で読む
  9. 大阪経済法科大学を他大学と比べたときの立ち位置
  10. 大阪経済法科大学の学費・奨学金
  11. 大阪経済法科大学の立地・キャンパス・アクセス
  12. 大阪経済法科大学に向く人・合わない人
  13. まとめ:大阪経済法科大学はFランか
  14. よくある質問
  15. 参考・出典

河合塾2027偏差値で見た大阪経済法科大学

まず、あなたが一番気にしている数字から。判定の土台になるので、逃げずに置きます。当サイトが判定の背骨に使うのは河合塾Kei-Net 2027の入試難易予想です。学科別に並べると次の通りです。

学部学科偏差値(河合塾Kei-Net 2027)
国際英語コミュニケーション35.0
法曹35.0
公務員35.0
経済経済学35.0
経営経営学35.0

ここで大事なのは、偏差値には二つの層があるという話です。河合塾の予想ランキングで最下層にあるのがBF、ボーダーフリーの略で、これは合否のボーダーライン自体が引けない、つまり河合塾が難易度を出せないほど入りやすい状態を指します。ここが本当の意味での真性Fランです。その一つ上に、35.0前後という帯がある。ここは数字は付いているけれど、誰でも受かるに近い、いわゆる純Fラン帯です。大阪経済法科大学の各学科は、当サイトが使う河合塾2027基準ではこの35.0の帯に位置します。BFではない、けれど難関でもない。数字が示しているのはそこまでです。

ややこしいのは、他サイトが違う数字を出している点でしょう。実際に検索上位を見ていくと、リアル塾の記事は河合塾2025年度データとして学部別に37.5から42.5、大学ランキング.comは41.6、delaidbackは37.5から47.5と、当サイトの35.0よりかなり高い数値を載せています。これはどれかが嘘というより、参照する年度と学科の取り方で偏差値は動くからです。年度が違えば数字も動く。つまり大阪経済法科大学は、見る資料によってFラン帯の入口にも、その一つ上にも見える、まさに境界線上の大学だということです。だからこそ偏差値だけで判定を下すのは乱暴で、もう一つの軸が要ります。それが次の話です。

ここが本題:収容定員充足率110.5%が示すもう一つの顔

偏差値の話は、正直どのサイトも書いています。でも、私がこの記事であなたに一番見てほしいのはここです。他の誰も判定材料に使っていない、収容定員充足率という数字です。

収容定員充足率とは、大学が定めた定員に対して実際に何割の学生が在籍しているかを示す公式データで、出典は私学版の大学ポートレート、運営は日本私立学校振興・共済事業団です。受験業界がFラン煽りに使う偏差値とは全く別系統の、大学の経営体力を映す数字だと思ってください。大阪経済法科大学の2025年の収容定員充足率は110.5%。100%が定員ちょうどで、それを10ポイント以上超えている。これは定員割れどころか、定員を超えて学生が集まっている状態です。当サイトの経営リスク判定は「健全」です。

ここに二面性があります。偏差値35.0という顔だけ見れば、大阪経済法科大学は実質全入に近い。けれど充足率110.5%という顔を並べると、学生が集まらず潰れかけている大学では全くない、むしろ人が来すぎている大学だと分かる。世間がFランという言葉で連想させたいのは、たいてい「定員割れで、経営が傾いていて、いつ消えるか分からない大学」という不吉なイメージです。でも大阪経済法科大学の充足率はその逆を向いている。入りやすさと、経営の安定は、別の話なんです。あなたが感じている「潰れる大学に入っちゃったんじゃないか」という不安の一部は、この数字で消せます。入りやすいのは事実、でも危ない大学ではない。ここが本題です。

「大阪経済法科大学 やばい・恥ずかしい」の噂を検証

次に、あなたが検索で浴びたであろう言葉たちを、逃げずに一つずつ棚に上げます。隠しても意味がないので、実際にネット上にある声をそのまま引きます。

  • 立地への不満。大学ランキング.comやリアル塾の記事には、花岡キャンパスが山間部で最寄駅からバス15分、学生から「田舎すぎる、バス通学で不便」という声が紹介されています。一方で八尾駅前キャンパスは近鉄八尾駅から徒歩5分、無料スクールバスも走っており、キャンパスによって体感がまるで違うのが実情です。
  • Yahoo!知恵袋での就職に関する意見。近隣の桃山学院大学と比較する声や「社会評価は偏差値とは別物だ」という指摘がある一方、同じ知恵袋の別スレッドでは「偏差値がついているところはFランではない」という反論もあり、当事者の間でも評価は割れています。

これらを読んで、私が言いたいのはこうです。噂の中身は、立地の不便さと、就職の社会評価という二つに整理できます。立地はキャンパス次第で事実として存在する。就職の話は、感情ではなくデータで確かめる価値があります。だから次のブロックで、実際の数字を見にいきます。恥ずかしいかどうかは、噂の量ではなく、出口の実態で決めればいい。

就職・進路の実際(大学公式データで見る)

ここは推測で埋めず、まず大阪経済法科大学が自分の名前で公表している数字を土台に置きます。出典はキャリアセンターの就職実績ページ、対象は2025年度卒業生実績(2026年5月1日現在)です。競合ブログの集計より、大学が責任を持って出しているこの一次データを先に見てください。

公式が公表している就職率は95.8%、就職先に対する学生満足度は94.2%。学部卒業者の就職者は749名で、学科別の内訳は次の通りです。

学部・学科就職者数(2025年度卒・公式)
経済学部 経済学科184名
経営学部 経営学科200名
法学部 法律学科211名
国際学部 国際学科154名
合計749名

加えて、公務員採用試験の合格者が128名(2025年度)。法学部の伝統と、後述する学内の資格講座がここに効いています。公務員志望者を専門に支える公務就職支援室を八尾駅前キャンパスに置いているのも、この数字の背景です。

主な就職先も、公式の就職実績ページに実名で並んでいます。分野ごとに整理すると次のような顔ぶれです(出典:大阪経済法科大学 公式・就職実績2025年度卒)。

  • メーカー・IT系:キーエンス、DXCテクノロジー・ジャパン、富士フイルムビジネスイノベーションジャパン、加賀電子、ネスレ日本、佐竹食品
  • 金融・保険系:日本生命保険、明治安田生命保険、住友生命保険、ジブラルタ生命保険、大阪信用金庫、南都銀行、紀陽銀行、岡三証券
  • 流通・小売系:ファーストリテイリング、セブン-イレブン・ジャパン、ファミリーマート、ローソン、サイゼリヤ、大丸松坂屋百貨店、青山商事、ロピア、松源
  • 運輸・インフラ・サービス系:西日本旅客鉄道(JR西日本)、近畿日本鉄道、ヤマト運輸、日本コムシス、セコム、ALSOKグループ、ユー・エス・ジェイ、近畿日本ツーリスト、クラブツーリズム、一条工務店、セキスイハイム近畿

超大手がずらりというわけではありませんが、キーエンスやファーストリテイリング、大手生保、鉄道といった名前が実名で並んでいるのは事実です。地元大阪・関西を軸にした中堅企業と公務員が中心という土俵で、地に足のついた進路が並んでいると読めます。大学院への進学先も、一橋大学、大阪大学法科大学院、中央大学、慶応義塾大学、早稲田大学、同志社大学、関西大学、和歌山大学などが公式に挙がっています。偏差値の帯からは想像しにくい上振れルートが、進学側にも通っているということです。

ここまでが大学公式の一次データです。補足として、各進学系サイトの集計にも触れておきます。リアル塾は2023年度卒として学部別に法95.7%、国際95.6%、経営92.4%、経済90.9%という9割台の数字を、大学ランキング.comは全体97.4%という数字を載せています。ただし後者は「2020年以降の実績が非公開」という注記付きで、参照年度も各社バラバラです。年度がそろわない他サイトの集計より、大学が最新年度で出した95.8%・749名・公務員128名という公式値を判断の軸にするのが筋だと私は考えます。就職の話は、噂の量ではなく、この出口の実数で決めてください。

大阪経済法科大学で学べること・学部学科の特色

Fランかどうかの判定に入る前に、そもそもこの大学で何が学べるのかを整理しておきます。中身を知らないまま偏差値の帯だけで見るのは、値札だけ眺めて商品を評価するようなものだからです。大阪経済法科大学は、公式サイトの学部案内によると経済・経営・法・国際の4学部4学科で構成されています。学科の下に実務寄りのコースが細かく分かれているのがこの大学の設計思想で、そのまま並べると次のようになります。

学部・学科コース(公式サイト記載)
経済学部 経済学科都市経済コース/政策・データサイエンスコース
経営学部 経営学科会計専門職・企業財務コース/ビジネスDXコース/変革マネジメント・リーダーシップコース
法学部 法律学科公務員コース/法曹・法律専門職コース
国際学部 国際学科英語コミュニケーションコース/国際文化コース

コース名を見れば分かる通り、学問そのものより資格と就職に直結する実学に寄せた組み立てです。データサイエンス、DX、会計専門職といった、いま求人が動いている領域を学科の中に用意している。ここは偏差値の数字からは見えてこない部分です。

その象徴が、複数の記事でも触れられているSコース(特修講座)です。公式サイトによれば、これは専門学校と連携した4年間受講料無料の講座で、公務員試験・法律職試験・会計職試験の対策に対応しています。通常であれば学外の予備校やダブルスクールに数十万円払うところを、学内で無料で受けられる仕組みです。私が受験指導で見てきた限り、偏差値帯が近い私大同士で本当に差がつくのは、入学後にこの手の上振れルートが用意されているかどうかでした。大阪経済法科大学は、そこに手を打っている大学だと言えます。

大阪経済法科大学の入試方式・合格難易度

次に、どう入るのか、どのくらいの難易度なのかを具体的に置きます。ここを曖昧にしたまま「Fランだから簡単」と片づける記事が多いのですが、方式によって戦い方はまるで違います。公式サイトの入試制度ページに載っている選抜方式を整理すると、大きく次の通りです。

  • 学部AO入試・特色入試(総合型選抜)
  • 公募制推薦試験・指定校推薦試験(学校推薦型選抜)
  • 一般試験(前期・中期など)
  • 大学入学共通テスト利用入試
  • その他、スポーツ・文化活動などの推薦、留学生試験、編入学試験

英語外部試験利用制度も用意されており、英検などのスコアを持っていれば出願で有利になります。方式の数が多いのは、それだけ入口が広いということでもあります。

肝心の難易度です。当サイトが背骨に使う河合塾Kei-Net 2027では代表偏差値35.0、実質全入に近い帯です。共通テスト利用での目安について、大学ランキング.comは得点率50から60%程度と見積もり、合格までに必要な勉強時間を合計約650時間(3年生の1年間なら1日およそ1.8時間)と試算しています。数字が示すのは、特別な難関対策がなくても届く帯だということです。ただし後述する特別奨学生の枠を狙うなら話は別で、早めに総合型や推薦で合格を押さえ、2から3科目に絞って得点を上げにいく戦い方が現実的です。「入りやすい」と「タダで入れる」は別物で、後者は上位で入った人だけの特典です。

大阪経済法科大学の資格・キャリア支援の中身

この大学を語るとき、偏差値の帯だけ見て通り過ぎると必ず見落とすのが、入学後の資格・キャリア支援の厚みです。ここは公式の情報公開ページに具体的な数字が出ているので、そのまま置きます。値札ではなく、入ってから使える設備の話です。

まず看板がSコース(特修講座)です。公式によれば創設は1997年、約30年の歴史がある学内の資格対策講座で、講座はすべて4年間受講料無料。通常なら大学に通いながら資格予備校にも通う、いわゆるダブルスクールで数十万円かかるところを、資格予備校で指導経験を持つ講師が本学に派遣される学内Wスクール方式で受けられる仕組みです。講座は公務員講座、会計職講座、法職講座、IT講座、大学院進学講座の5系統に分かれています。私が受験指導で見てきた限り、偏差値帯が近い私大同士で本当に差がつくのは、入学後にこの手の上振れルートが無料で用意されているかどうかでした。

実績も公式が数字で出しています。資格・検定試験の合格実績は2025年度で2,617名。難関系を拾うと、司法試験13名(2020から2025年)、法科大学院21名(2025年度)、公認会計士8名(2020から2024年度)、税理士試験12名(2021から2025年度)、日商簿記1級19名、応用情報技術者や基本情報技術者、ITパスポート81名などが並びます。公務員採用試験は2023から2025年度の合計で300名(うち2025年度が128名)。偏差値35.0前後の帯からは想像しにくい合格実績が、Sコースという装置を通って出ているのが分かります。

キャリアセンターの体制も具体的です。就活ハンドブック系の解説では専門スタッフ11名が常駐し、3・4年次には学生一人ひとりに専任スタッフがつくと紹介されています。公式ページによれば、キャリアコンサルタント(国家資格)を持つ職員が個別相談にあたり、公務員志望に特化した公務就職支援室、進路情報を集めるキャリア情報ラウンジ、オンライン面接用の個室ワークブースを設置。近畿圏以外での就職活動には宿泊費支援金(上限5,000円)まで用意されています。大学ポートレートの法学部ページにも、キャリアセンター面談、SPI対策講座、公務員志望者向け筆記対策講座、就活シリーズ講座、夏季・冬季の就活セミナーが取り組みとして明記されています。入りやすさとは別に、入った後の面倒見にコストをかけている大学だと読めます。

在学生の評判・口コミを類型で読む

検索すると評判や口コミが大量に出てきますが、一件ずつの感情的な書き込みを追っても判断材料にはなりません。私がやるのは、声を類型に分けて、どこが構造的な事実で、どこが個人の相性の話かを切り分ける作業です。噂の逐語再掲はしません。おおむね次の四つの型に整理できます。

  • 立地の型。最も多いのが通学の話です。八尾駅前キャンパスは近鉄八尾駅から徒歩約5分で不満はほぼ出ませんが、花岡キャンパスは山手にあり、最寄駅からバス移動で不便という声が出ます。無料スクールバスは走っているものの、毎日の移動負担がキャンパスによって体感がまるで違うのは事実です。これは相性ではなく構造の話なので、自分の志望学部が4年間どちらに通うかを先に確認すべき論点です。
  • 面倒見の型。キャリアセンターや資格講座の手厚さを評価する声がまとまって存在します。専任スタッフの個別支援やSコースの無料講座を挙げて、動いた学生ほど得をしたという趣旨の口コミは、前章の公式データと符合しています。
  • 学生層の型。資格や公務員を本気で狙う層と、名前だけで入って何もしない層が同居しているという指摘です。これはどの実質全入帯の大学にも共通する構造で、環境が用意されている分、待つ人と動く人の差が出口で開くという話に落ちます。
  • 社会評価の型。近隣私大と比べて就職の社会的な見え方を気にする声です。これは感情に流れやすい領域なので、前章の公式の就職実数と主な就職先で確かめるのが正解です。

四つを並べて分かるのは、立地だけが自分では動かせない構造要因で、残りの三つは入学後の動き方でかなり上書きできるということです。口コミは、量ではなく、この型のどれに当たるかで読んでください。

大阪経済法科大学を他大学と比べたときの立ち位置

最後に、近隣の同格帯と比べたときにこの大学がどこに立っているのかを整理します。ここで他大学を数字で見下ろす気はありません。見るべきは、大阪経済法科大学が持っている差別化の軸がどこにあるか、その一点です。

関西には、実質全入からボーダー付近の帯に、社会科学系の私立大学がいくつも並んでいます。同じ帯の中で受験生が迷うのは自然なことで、偏差値の数字だけを並べても大差はつきません。そこで効いてくるのが、入学後に何が用意されているかという設計の違いです。大阪経済法科大学の場合、その軸は明確に二つあります。一つは、司法試験・公認会計士・公務員までを学内で無料対策できるSコース。もう一つは、専任スタッフが個別につき、公務就職支援室まで持つキャリア支援体制です。同じ帯の私大の中で、資格予備校相当の講座を4年間無料で内包している設計はそう多くありません。

言い換えると、この大学は入口の難易度で勝負する大学ではなく、入った後の上振れ装置で勝負する設計になっているということです。だから比較の物差しも変わります。名前の看板で一次選考を通したい人にとっては、同格帯のどこを選んでも大きな差は出にくい。しかし資格や公務員で人生を一段引き上げたい人にとっては、その装置を4年間無料で持っているかどうかが決定的な差になります。大阪経済法科大学は、後者の物差しで見たときに優位が立つ大学です。経営面でも、収容定員充足率110.5%で定員超過という公式データがあり、装置を使い切る前に大学が傾く心配は現時点では見当たりません。比べるなら偏差値の1や2ではなく、この設計の差で比べてください。

大阪経済法科大学の学費・奨学金

お金の話は、進学を決めるうえで偏差値より重い場合があります。ここは推測を混ぜず、金額の出ている資料だけで置きます。リアル塾がまとめている初年度納入金は1,226,000円(内訳は入学金230,000円+初年度授業料996,000円)、4年間の総額はおよそ450万円です。文系私立大学としては平均的な水準で、突出して高くも安くもありません。

むしろ注目すべきは奨学金・特待生制度の厚さです。ベスト進学ネットおよび大学公式の奨学金ページに載っている本学独自の主な制度を挙げると次の通りです。

  • 一般前期特別奨学生制度:成績上位者250名を採用し、初年度学費1,226,000円を全額免除
  • 一般中期特別奨学生制度:入学金および春学期授業料728,000円を免除(50名)
  • 公募前期特別奨学生制度:春学期授業料498,000円を免除
  • 国際学部特別奨学生制度(資格型):資格に応じて初年度学費全額もしくは入学金を免除
  • 資格取得奨学金:高校在学中に対象資格を取得した入学者に、入学金相当額20万円または半額10万円を給付(家計基準なし)
  • そのほか、学業奨励奨学金、法科大学院進学奨励奨学金、教育後援会奨学金など

私がここで強調したいのは、初年度学費まるごと免除の枠が250名分と厚いことです。入りやすい大学ほど、上位で入った学生を手厚く囲い込む傾向があります。偏差値の帯だけ見て身構えるより、この免除枠を最初から狙いにいくほうが、実利ははるかに大きい。金額の詳細や採用条件は年度で変わるため、最終確認は必ず大学公式の募集要項で行ってください。

大阪経済法科大学の立地・キャンパス・アクセス

ネットの「やばい」「不便」という声の多くは、実は立地の話に集約されます。ここは事実として棚に上げておきます。大阪経済法科大学は大阪府八尾市に2つのキャンパスを持つ2キャンパス制です。

キャンパスアクセス(各記事の記載)
八尾駅前キャンパス近鉄八尾駅から徒歩約5分
花岡キャンパス山間部に立地。最寄駅からバス約15分、無料スクールバスを運行

ポイントは、キャンパスによって通学の体感がまるで違うことです。八尾駅前キャンパスは駅から徒歩5分の市街地で、立地に不満が出る要素はほとんどありません。一方、花岡キャンパスは山手にあり、大学ランキング.comやリアル塾の記事では「田舎すぎる」「バス通学が不便」という在学生の声が紹介されています。無料スクールバスは走っているものの、毎日の移動負担がゼロにはならないのは事実です。

だから、噂の「立地が悪い」を鵜呑みにして全体を切り捨てるのも、逆に「駅前で便利」だけを見て安心するのも、どちらも早計です。実際に効いてくるのは、自分の志望する学部が4年間どちらのキャンパスに通うことになるのかという一点です。ここはパンフレットや公式サイトで学部ごとの通学キャンパスを必ず確認してください。通学のしやすさは、入学後の出席率や続けやすさに直結します。数字の判定と同じくらい、この地味な確認が効きます。

大阪経済法科大学に向く人・合わない人

判定の前に、あなた自身と大学の相性を棚卸ししておきます。冷たく突き放すためではなく、入学後にあなたが損しないためです。

向いている人

  • 司法試験や公認会計士、公務員など、資格や試験で人生を一段引き上げたい人。Sコースという上振れルートが用意されているので、偏差値の帯より高い出口を自力で取りにいける。
  • 地元大阪で就職したい人。就職先の顔ぶれは地元中堅と公務員が中心で、その土俵で戦うなら実績と支援が噛み合う。
  • 大学名の看板より、入ってから何を積むかで勝負すると腹をくくれる人。ここは環境が用意されている分、動いた人ほど得をする。

合わないかもしれない人

  • 大学名だけで一次選考を通過したい人。知恵袋で指摘された足切りの懸念は、ゼロとは言えません。名前で押し切る戦い方はこの大学の得意分野ではない。
  • 毎日の通学の快適さを最優先する人。花岡キャンパス配属だと立地の負担は現実に存在します。志望学部がどのキャンパスかは必ず確認してください。
  • 入学後に何も動かず、周りが引き上げてくれるのを待つ人。それはどの大学でも通用しませんが、この大学では特に、待つ人と動く人の差が出口で開きます。

まとめ:大阪経済法科大学はFランか

最後に、あなたが欲しかった判定を、逃げずに言い切ります。当サイトの独自の中立判定では、大阪経済法科大学は「A、実質全入」の帯です。河合塾Kei-Net 2027の代表偏差値35.0を根拠に、誰でも受かるに近い純Fラン帯という意味で、そう位置づけます。ここはごまかしません。

けれど判定はそこで終わりません。収容定員充足率110.5%で定員超過、経営リスクは健全、公表ベースの就職率は9割台、資格ルートには司法試験や公認会計士への上振れがある。だから正確な判定はこうです。偏差値上はFラン帯にいる、しかし潰れる大学でも、出口の閉じた大学でもない。あなたが抱えていた「恥ずかしい大学に入ってしまったのでは」という宙づりの不安は、その大半が数字で否定できます。入りやすいことと、あなたの4年間の価値が低いことは、別の話です。判定は出ました。あとは、あなたが動くだけです。

よくある質問

大阪経済法科大学は結局Fランなのですか?

当サイトの独自中立判定では「A、実質全入」の帯です。河合塾Kei-Net 2027の代表偏差値35.0を根拠に、誰でも受かるに近い純Fラン帯と位置づけます。ただしBF(河合塾が難易度を出せない真性Fラン)ではなく、収容定員充足率110.5%で経営は健全なため、潰れる大学ではありません。

偏差値はサイトによって数字が違うのはなぜですか?

参照する年度と学科の取り方で偏差値が動くためです。当サイトは河合塾Kei-Net 2027基準で代表35.0としていますが、リアル塾は2025年度データで37.5から42.5、大学ランキング.comは41.6と載せています。大阪経済法科大学はFラン帯の境界線上にあり、資料によって入口にも一つ上にも見える大学です。

収容定員充足率110.5%とは何を意味しますか?

定員100%に対して10ポイント以上多く学生が在籍している、つまり定員を超えて人が集まっている状態です。出典は私学版の大学ポートレート(私立学校振興・共済事業団、2025年)。偏差値とは別系統の、大学の経営体力を映す公式データで、定員割れによる経営不安がないことを示します。

就職はできますか。主な就職先は?

リアル塾が挙げる2023年度卒の学部別就職率は法95.7%、国際95.6%、経営92.4%、経済90.9%と9割台です。主な就職先はヤマダホールディングス、大阪府警察、リゾートトラスト、エディオンなど地元中堅と公務員が中心。ただし大学ランキング.comは2020年以降の実績が非公開と注記しており、最新年度の網羅データは出そろっていません。

資格を取りたいのですが向いていますか?

向いています。Sコースという特修講座が司法試験や公認会計士試験に対応しており、delaidbackの記事によれば公認会計士の現役合格者や、大阪大学・関関同立の法科大学院への進学者も出ています。偏差値の帯からは想像しにくい上振れルートが用意されているのがこの大学の隠れた武器です。

やばい・恥ずかしいという噂は本当ですか?

噂の中身は立地の不便さ、法人の成り立ちへの感情的な煽り、就職の社会評価の三つに分けられます。花岡キャンパスの立地負担は事実ですが八尾駅前キャンパスは徒歩5分。成り立ちへの煽りは学びの中身と無関係です。就職は9割台のデータがあり、噂の量ではなく出口の実態で判断すべきです。

参考・出典

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この記事を書いた人

森田 涼

森田 涼 |元・偏差値40大学の卒業生/受験指導歴8年

第一志望に落ちて偏差値40の大学に進んだ。合格したあと大学名を検索したら「Fラン」「人生終了」と出てきて、その言葉を数年間信じて沈んだ。あるとき、誰も“実際の数字”を見せないまま煽っていただけだと気づいた。その後、受験指導に8年関わる中で、Fランと呼ばれる大学から着実に道を開く子を何人も見てきました。このサイトは、河合塾2027偏差値・私学版大学ポートレートの収容定員充足率・就職の公式データだけを根拠に、煽らず中立に判定します。

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